「キューバ危機に劣らぬ「危機」2016 / ヨットマンの決して望みを捨てない生き方」

◆11月28日「全裸監督 村西とおる伝」発売記念シンポジウム、ご来場いただきました皆さま、ありがとうございました。心より感謝申し上げます。

 

キューバのカストロさまが旅立たれました。

今から54年前の「キューバ危機」の立役者でございます。

「キューバ危機」の時は中学3年生でしたが、あの世界中を震撼させた世界核戦争前夜の恐怖を、今でも鮮明に覚えています。

新聞やテレビ、ラジオのメディアは朝から晩まで迫りくる「キューバ危機」がもたらす核戦争について騒ぎ立てていました。

我が家で家族で囲む食卓ではそのことが話題となりました。

父親に「どうなるのだろう」と尋ねましたが、ムッツリとして黙り込んだままでした。

小学6年生の春、パンツの中に突然白濁した液を放出しました。「死んじゃう」と慌てて祖母のもとへと駆け込みましたが、祖母はつれなく、「母ちゃんに相談してみろ」と言うのみです。

夕方、母親が帰宅して相談すると「父ちゃんに相談してみろ」と、これまたつれない素振りでございます。

夜遅く、父親が帰り、「死んじゃう」と泣きべそをかいて抱きつきましたら、「まかせておけ、父ちゃんに」と強く抱きしめてくれたのでございます。

しかし、今回ばかりはその「まかせておけ」が父親の口から出てきません。

苦虫を嚙み潰したような顔をして押し黙ったままです。

その様子から、事の重大さを悟ったのでした。

学校に行くと、教室中がその迫りくる「キューバ危機」の話題で持ちきりでした。

いつもは不良ぶってスケベ話か野球のことしか興味を示さない悪ガキ仲間が集まり、「これから先、どうなるんだろう」と深刻な顔をして互いの顔を見つめ合いました。

今日ほど情報が氾濫している時代ではありませんでしたが、もしかしたら今日世界が終わるかもしれない、との危機意識を、福島の田舎町の悪ガキでも持っているほどに、日本中、否、世界中が世界核戦争の恐怖で震えあがっていたのです。

午前中、1時間目の授業が終了すると、「職員会議を開くからこれからは自習時間だ」と言い終えて、担任は教室から立ち去って行きました。

担任は組合活動の闘士として知られる40代のコワモテの男性教師でした。

いつになく沈痛な表情のその担任を見て、事態はただならぬところに来ているのだ、と更なる恐怖を募らせました。

自習時間になっても教室で大人しく座っている生徒は一人もいませんでした。

皆、廊下か窓際の外にあるベランダに出て(教室は2階にありました)空の彼方を仰ぎ見ました。

あの向こうから、いつソ連のミサイルが飛んでくるんだろうか、そうなればここにいる全員は木端微塵となって吹き飛んでしまうのだ。せめて死ぬ時ぐらいは父や母と一緒にいて死にたかったのに、と胸が締めつけられるような思いになりました。

そんなセンチメンタルな思いはクラスの全員に共通していて、誰もが重く悲しみに沈んだ、お通夜のような顔をしています。

昼食時間を挟んで午後の授業の時間になりました。

担任の先生はいつものように授業を開始しましたが、途中、隣の組の担任の先生が教室に入って来て、2人でコソコソと話をしていました。

担任は「これから緊急の職員会議があるから、自習しているように」と言い置いて、慌てて教室から出て行きました。

一体、自分たちの知らないところで世界では何が起こっているのだろう、と暗然とした気持ちになりました。

しばらくして突然、校内放送が流れました。

「皆さんにお伝えします。キューバ危機はソビエトの軍艦がキューバから去ることで回避されました。安心してください」との校長先生の声でのアナウンスです。

教室中に一斉に「ワーッ」という声が上がりました。

隣の教室からも同じような歓声が聞こえてきました。

この1週間近く、誰もが恐怖のどん底に沈んでいました。

その鬱憤を吹き飛ばすような、どこからともなく拍手が沸きおこり、口々に言葉にならない声を上げたのです。

それらの歓声は、生きる喜びを歌い上げる歌声のようでもありました。

あれから歳月が流れて、当事者のカストロさまが逝きました。

が、再び「キューバ危機」に劣らぬ「危機」が忍び寄ってくる予感がします。

北朝鮮の止むことのない核と核弾頭の開発をよそに、韓国で起きている朴大統領を弾劾する動きです。

その中で先鋭的な集団に親北朝鮮勢力の野党があります。

朴政権が転んで、親北朝鮮の野党に政権が移れば、駐留米軍の撤退へと政局が動くことが予想されます。

朝鮮半島から米軍がいなくなり、北朝鮮の核弾頭ミサイルと親北朝鮮勢力が率いる韓国政府と我が国が向き合った時、いかなる不測の事態が起きることになるか、予断を許しません。

収束を見たかに思えた慰安婦問題が再び蒸し返され、日韓の政府間に不協和音が聞こえることになります。

そんな状況で漁夫の利を得ようとして中国共産党はどんな奸計を持って挑んでくるでありましょうか。

尖閣と同時に対馬海峡も風雲急を告げることになり、日本を取り巻く環境は緊迫の度を強めることになります。

他人事と思っていた韓国の政局の行方が、直接日本に関係してくる事態をなんとも苦々しく感じられてならないのでございます。

 

 

NHK紅白歌合戦の出場者が決まりました。

芸能界のドン・周防さまの「愛人」藤あや子さまは落選なされました。

デビュー以来、さしたるヒット曲は何もなく、紅白歌合戦に連続出場を続けてきた藤あや子さまでございます。

ドン周防さまの…

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