「フジTV新社長の宮内さまは、どうして「バカ」と言われているのか」

コンビニで新聞を買いました。

朝刊紙2紙と夕刊紙2紙の合計4つの新聞です。

レジに行ってアジア系の留学生と思われる若い女性(胸につけているネームプレートでそう解釈しました)の店員に手渡しました。

彼女はレジを打とうとしましたが、なかなかウマくいきません。

ガムや弁当と違って、新聞は別々にそれぞれの新聞名を打たないと値段が表示されないシステムになっているようなのです。

彼女はまだ日本語の新聞の名前の判読が得意ではないようでした。

ようやく「産経新聞」のキーを探し当てて押しましたが、表示されたのは「サンケイスポーツ」の文字でした。

それでも彼女は、それを了として次の新聞の名前を打ち込もうとしました。

思わず「違うよ、これはサンケイスポーツじゃなくて、産経新聞だよ」と教えてあげました。

彼女は間違いを指摘されたことでパニックになりました。

レジのキーを慌てて打ち直したのでしたが、今度は誤ったキーを押したようで、キーにロックがかかってしまいました。

どこを押しても値段は何も表示されなくなってしまったのです。

何度か別のキーを押しているうちに、ようやくロックが解除されて、値段が表示されるように回復しました。

それでも新聞の値段をウマく機械で読み取ることができずに、悪戦苦闘を続けるのでした。

新聞をレジのところに持ってきて、既に2分は経過していたように思います。

隣のレジはスムーズにお客を捌いているのに、手前どもの後ろには4~5人の客の行列ができているのでした。

何か並んでいるお客に悪いような気がしてきました。

それでも目の前のアジア系の留学生の女子は、謝ることもなくレジのキーの試行錯誤を続けています。

近くにレジの中でレンジに弁当を入れていた男性の店員の姿がありました。

「悪いけどこの娘にレジの打ち方を教えてあげてくれない?」とその男性の店員に声をかけました。

「申し訳ございません」と状況を素早く察した男性の店員は言って、アジア系の女子店員と代わってレジの前に立ち、スムーズに4紙の新聞の値段をレジに打ち込んだのです。

青年の定員の胸のネームプレートには韓国名の名前が記されていました。

彼もまた韓国からやって来た留学生なのでしょう。

実にテキパキした動きを見せて再び「申し訳ございませんでした」と頭を下げられて、購入した新聞をレジ袋に入れて手渡してくれたのでございます。

件のアジア系の留学生は、と見るとレジカウンターの端に雲隠れをして、こちらの様子をうかがっています。

顔には照れ笑いが浮かんでいました。

手前どもは大学病院で新米の女医に5回も点滴針を刺し間違いされ、腕が腫れ上がっても、医学の進歩のために我慢した男、でございます。

少々の間違いで目クジラをたてるその辺りのキレやすいオヤジとワケが違います。

「忍」の一字を胸に刻んだ人生を生きてきた自負があります。

この程度のことで怒ったり、大きな声を出すことはまずありません。

しかし、この時ばかりは癇に触れました。

自らの不手際でお客に迷惑をかけ、長い行列をつくらせておきながら謝ることもなく敵前逃亡して照れ笑いをしているなんて、なんという神経なのでしょうか。

折角日本に留学しにやって来たのです。この機会に日本のおもてなしの精神を教えてあげなければ、と使命感にかられました。

「ちょっと、ソコの女の娘、こちらにいらっしゃい」と手招きをしました。

雲隠れの彼女はシブシブと手前どもの前にやって来ました。

「いいですか?逃げてはいけませんよ、自分が間違っていたらキチンとお客さまに謝らなければ駄目なんですよ」と諭すように話しかけたのです。

アジア系の留学生の女子は手前どもが話している言葉の意味をどこまで理解したのか分かりませんが、ただ黙って手前どもの顔を見ているだけでした。

事務所に行って用事を済ませて地下鉄に乗ろうとした時、パスモがなくなっていることに気が付きました。

3時間前、コンビニで買った新聞はパスモで支払いを済ませました。

その時、例のアジア系留学生の女子に能書きを言って気が高ぶったせいで、そのままパスモだけレジに忘れてきたようなのでした。

あれから3時間経っています。

その後多くの客があのコンビニを訪れ、レジで支払いを済ませているでありましょう。

手前どもの忘れたパスモなども、どこかに紛れ込んでなくなっていたとしても不思議ではありません。

が、容易に諦めきれない事情がありました。

その日の午後、事務所に向かう電車に乗る駅で1万円のチャージをしていたからです。

このままあの手つかずのチャージのパスモの1万円を失うのはなんとも惜しく思われてならなかったのです。

思い切ってなくしたコンビニに行ってみました。

レジに居合わせた日本人の若い青年の店員に「3時間前、このレジでパスモを忘れた」ことを告げました。

すると若い女性(責任者と思われる)の店員がやって来て、レジの下からパスモのカードを1枚「これですか?」と取り出して見せてくれたのです。

名前を書いてあるワケではありませんでしたので、外見からは自分のなくしたパスモであるかどうか、判然としませんでした。

「残高はいくらぐらいですか?」と尋ねられました。

「9000円と少しぐらいではないかと思います」と答えると、「1万円ぐらいありますが」と言いながらパスモを手渡してくれたのです。

手前どもの風体はまごうことなくホームレス3日前、でございますが、それでも信用してくださって、パスモを返してくださりました。

店内を見渡しましたが、3時間前にいたアジア系の留学生の女子や韓国人留学生の青年の姿はありませんでした。

3時間前に同じこの場所で恥知らずにも堂々と教育指導を行っていた我が身を思うと、バツの悪さに身のすくむ思いを致したものでございます。

「ありがとうございます」とのお礼もそこそこに、雲隠れをするように早々にコンビニから立ち去った手前どもでございます。

まったくもって恐縮至極、さすが日本のコンビニ、ローソンさま、ありがとうございました。

 

 

スマホを使いません。

正確には…

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