「私を逮捕させたイケナイ姫君たち」

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最初に、先週のブログの内容についてお問い合わせがありましたので、そのことについて書かせていただきます。
 
お問い合わせの内容は、「監督とバーのチーフの奥様との浮気を、実のところチーフはご存知だったのではないか」というものです。
 
手前どもと奥様の浮気の事実をチーフが知っていたかどうか、その真実はわかりません。
 
ただ、分かっていることは、手前ども以外に5人の同僚がチーフの奥様と浮気をしていた、ということです。
 
そのことはチーフが療養生活を送るために故郷の長野に帰った後で、別のバーテンダー仲間から知らされました。
 
「俺以外にチーフの奥さんとヤッた人間が4人いる。ひょっとしたらお前もその仲間か?」と尋ねられたのです。
 
「私はそんな恐れ多いことはしていません」と慌てて否定しましたが、同僚のバーテンダーの彼は「本当なのか、正直に教えてみろよ」と疑いの眼(マナコ)で見るのでした。
 
人間関係にはとても気を使う神経質なチーフでした。立場上、いつもお店のスタッフの動きに目を光らせながら気を張っていました。
 
そんなチーフが、手前どもと奥様との関係を本当のところは知っていた、としても不思議ではありません。
 
最後にチーフが痩せ衰えた体を押してお店を訪れ、手前どもの顔を覗き込むようにして凝視したあの顔が甦ってきます。
 
今にして思えば「俺はなんでも知っているんだよ」と見通しているような強い光を放った瞳でした。
 
手前ども以外に浮気していたといわれる他の5人のバーテンダー仲間のことについても先刻承知していたのかもしれません。
 
知っていながら知らない素振りをしていたのでしょうか。
 
チーフは奥様に惚れていました。
 
傍から見て、奥様を見るチーフの眼差しは、溺れている者のソレでした。
 
チーフは惚れた弱味で奥様の浮気を追求することができなかったのでしょうか。
 
何か責めるようなことを口にしてしまうと、奥様に嫌われてしまって、離婚しなければならないことを恐れていたのかもしれません。
 
女房の浮気を知らんぷりしているなんて信じられない、というムキがあるかと存じますが、男は惚れてしまえば弱いものです。
 
どんな悪態をつかれようとも、惚れた身では忍の一字で耐えることができるものです。
 
たとえばそれが浮気であっても、本当に好きで惚れ抜いている相手であれば、別れるのが怖くて、そのことを問題にする勇気が出ないのです。
 
泣きの涙で浮気している事実を自分の心の中で封印し、素知らぬ顔で相手の女性との暮らしを続けるのです。
 
浮気を知って、切った張ったの大騒ぎをして、別れるだとか離婚だとかに言及するのは、まだ本当に惚れて、愛しているのではない証拠です。
 
物陰でソッと拭う涙が時にあっても、嫌われたくない一心で笑顔を見せるのが、惚れてしまった男なのでございます。
 
惚れた男にとっては、昨今、松居一代さまが世間に向かって続けられている小芝居などとは無縁でございます。
 
そんなことをしたら、間違いなく三行半を突きつけられることを考えると、ただセミの幼虫のように身をすくめているしか方策がないのです。
 
6年も7年も、です。愛する人間にとって、たとえその恋が裏切りによって敗れたとしても、復讐などは到底考えられないことです。
 
いつかまた、チャンスがあれば、ひょっとしたらまた舞い戻って来てくれるかもしれない、との未練が捨てきれないのです。
 
古来より、恋の病はお医者さまでも治りゃせぬ、と申しますが、まさしくどんなやっかいな病気よりも始末に負えないものでございます。
 
人を愛してしまった人間の苦しみや悲しさは、人を愛した人間でしか分かりえない境地です。
 
それは体を壊して40度の熱にうなされた経験のある人間しか知りえない辛さ、にも似ています。
 
また、恋が成就した時の晴れやかさは、熱が引いた朝、窓辺で朝顔の花を見た時のようなえもいわれぬ爽快感でございます。
 
苦しみと喜びの波に休みなく波状的に襲われている、のが恋する人間の宿命というものでしょう。
 
AV監督になって、ある女性に恋をしたことがございます。
 
相手は20歳近くも年下でございますのに、夢中になりました。
 
どこがどう素晴らしかったのかは一言で申し上げることができませんが、あえて申し上げれば、全部、でございます。
 
顔も体も性格も、そして体の相性も全てナイスでございました。
 
が、この彼女には3カ月ほどの間隔で、突然姿をくらます癖がございました。
 
突然です。何の前触れもなくいなくなってしまうのです。
 
住んでいるマンションを訪ねても、部屋にいる様子はありません。
 
彼女と共通の知り合いに…
 
この続きは「まぐまぐ!」でお読みください...
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