「原田龍二さまの美人局始末記」

 

日曜日、住んでいるマンションの前にある小学校で運動会が開催されました。
 
3週間程前から、校庭で予行演習がこの日のために毎日のように行われていましたが、天気にも恵まれて開催できたことは何よりでした。
 
この小学校の生徒は1学年が30人足らずの、どちらかというと小ぶりの小学校です。
 
手前どもの小学生時代はクラスが1学年に6クラス程ありました。50人が定員の教室に55人ほどギュウギュウ詰めに押し込まれていましたが、最近では少子化の影響もあって1クラス30人程度の少人数体制となっているようです。
 
子供たちは玉入れや徒競走などの競技に一生懸命に取り組んでいましたが、子供たちより張り切って元気いっぱいなのは父兄たちでした。
 
おじいさんやおばあさんの姿も多く見ることができました。
 
どの顔も童心にかえって、我が子我が孫に精一杯の声援を送っていたのです。
 
それぞれの顔が幸せに満ちていました。人間は、愛情を注がれるより注ぐ方が幸せであることを象徴する光景でした。
 
これまで面白いことを一杯見てきました。腰を抜かすほどに驚かされることも目にしてきました。また、自らも出演しながら約3000本のAV作品を撮ってきました。
 
それぞれに感動的で、印象深いものばかりでしたが、子供たちが運動会で無心に頑張っている姿ほど、心揺さぶられるシーンはないように思います。
 
子供たちが力の限り走り回る姿を目のあたりにして、この子たちは次の時代を背負って生きる、まごうことなく日本の宝である、と感じたのでございます。
 
運動会につきものの、楽しいお昼の食事タイムがはじまりました。
 
シートの上に車座になってお母さんの実家のおじいちゃんとおばあちゃん、お父さんの実家のおじいちゃん、おばあちゃんにパパとママが加わり、一人の子供を囲んで大勢の大人たちが料理を頬ばっている風景がありました。
 
一人の子供に6人の大人がついている、という今様の家族団らんです。
 
この日をどれほど待ち焦がれていたかは、大人たちのこぼれる笑顔が何よりの証拠です。
 
生きていれば劇的に楽しいことなどありません。毎日を生きるだけで精魂尽き果てているのがほとんどではないでしょうか。
 
また、そうした平凡な日常を営むことは、そう簡単なことではありません。そうした中で、子供の運動会ほど無邪気に楽しめることはないのではないでしょうか。
 
人生の「宝物の時間」が校庭にギッシリ詰まっていて、眩しいほどでした。
 
手前どもの小学校時代の運動会には…

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