「美形の女子大生を惚れさせた70歳の男」

 

久しぶりに六本木の芋洗坂に行きました。
 
江戸時代、この地に「イモ商売の行商人」が集った、とのことでつけられた「芋洗坂」の名前でございます。
 
この地で15年ほど前まで事務所を借りておりました。
 
古いビルの5階の小さな部屋でしたが、交通の便のいい立地から調法に使っておりました。
 
地下にはクラブがあり、その場所が「闇カジノ」として摘発されることなどもあり、六本木という土地柄で、何か物騒な場所でもありました。
 
出来ればもう少し長くこの地で事務所を開いていたかったのですが、突然大家から立ち退きを求められたのでございます。
 
条件は家賃の6カ月分を協力金として支払うというものでした。
 
この大家には何かと良くしていただいていましたので、快く立ち退きを承知しました。
 
2カ月後には出て行って欲しいとのことでございましたが、出る1カ月前になると再び大家が訪ねてきて「快く立ち退きを承知してくれたお礼に、あと2カ月分の協力金を支払いたい」とのことでございました。
 
どういう風の吹き回しかわかりませんでしたが、いただけるものなら何でもいただきたい性分でございますので喜んで上乗せ分の2カ月の家賃もプラスして一緒にお支払いいただいたのでございます。
 
5カ月分の敷金も入れておりましたので、都合家賃の13カ月分の「金額」を手にすることになったのでございました。
 
何かプチ成金となったような、豪勢な気持ちになったものでございます。
 
そのビルの前を15年ぶりに通ってみましたら、まだビルはそのまま残っておりました。
 
手前どもが入っていた部屋以外の場所も全部立ち退きが完了した筈でございますのに、ビルは入居者とて誰もいない廃屋のままとなっていたのでございます。
 
どういう事情で誰もいなくなった古ビルをそのままにしているのかわかりませんが、15年もの間、入居者が誰もいないビルをそのままに放置しておくなどとは、随分と勿体ないことをしているものと、惜しい気がしました。
 
どういう手違いがあったのかわかりませんが、東京のど真ん中の六本木の一等地にある8階建ての古いビルが、15年もの間放置されている姿を目のあたりにして、不動産ビジネスの難しさを痛感したのでございます。
 
芋洗坂を下りきると、広い道路に突き当ります。突き当たった道路の向かい側に蔦屋書店があります。広い店内ではスターバックスのコーヒーを飲みながら本を読める空間があり、時間があるとその居心地の良さに惹かれて、よく利用したしました。
 
芋洗坂を下りてきて広い道路を左方向に歩けば麻布十番の街並みがあります。
 
100メートルほど行くと左側に豪華なマンションが見えます。古くは橋本龍太郎元総理が住まわれていたマンションでございます。
 
あのマッチもまた、そのマンションに住み、その部屋は明菜さまが…
 
 
 

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